父が他界しました。
父とはあまり思い出がなく…
とても大好きだとは言い難い関係性でした。
元々、父はそんなに話す方ではなく寡黙な人。それに小さい頃は、海外出張も多くあまり遊んでもらった記憶がありません。
離婚してまた、出戻った私。
あまり、良いようには思われて無かったと思います。
私としては、居候させて貰ってる気持ちで居心地が悪い実家😥
私なりに気は使って疲れてる事はありました。
昨年1月末、派遣の仕事が切れた私に、いきなり、「出ていってくれ」の言葉😣
正直、真摯に受け止めました。そして…辛かった。
そんな風に思われていたんだって…
迷惑だったんだって。
なんとなく、寡黙だけど私の事、分かってくれてるんじゃないかなんて思ってました。でも、私の思いとは違っていたみたい。
心が張り裂けそうで…
勢いで、本当に家から出て行こうかとも考えましたが、年老いた両親を残して今更出て行く事もできず。
下の子が3歳の時から、住まわせて貰って約10年。ホントにお世話になったって思ってます。
だから父の言う事は、わかります。
「子供が小さいから、可哀想に思っておいてやっただけや」って。
可哀想に思っておいてくれてたんだ…
私が可愛いから、置いてくれてたんではない。
父は恐らく、我が子だから、可愛いと言う概念がない人。そんな気がしてます。
言葉通り可哀想だから、置いてくれてたんだと思います。
今でもやはり、胸に突き刺さる言葉です。
一生笑い話には変えられないかもしれない。
でも、父を憎むとかそういうのでは無いです。もちろん、しばらくはとても辛く…
また、いつ、言われるのかって恐怖でした。
だから、余計に父とは会話してませんでした。
そんな父が昨年末から、誤嚥性の肺炎を繰り返すようになり、年末から、入院。
辛そうな父を見てるのは嫌でした。誰でもそうだと思いますが、じわじわ辛いのしんどいし見てるのも辛い。
コロナで、結局、入院から一度もあうことなく、亡くなりました。とても頑固で昭和な人だったけど…最後は、呆気なく…
病院のご配慮で、呼吸が浅くなってすぐに家族が呼ばれて、実際の臨終の場には間に合いませんでしたが、父の身体に触れるとまだ温かく、単に眠っているだけの様でした。
この温もりに触れれた事はとても感謝しました。
私は人は生まれ変わると信じています。
でも、身体には、終わりがあります。
父の身体は、もうボロボロだったから、また、新しい身体で始まりを迎えるが一番だって思えました。
昔は死がたまらなく恐ろしく感じた時期がありましたが、生まれ変わると思うと一つの通過点なんだと思うようになりました。
もちろん、寂しさはありますが、冷静に受け止める事が出来ました。
今日は、お葬式です。
しっかりと送ってきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。